私は、ナウシカを映画館で観ていたからか、
彼の作品にアートを感じていて。
絵の力
デッサンとかの技術だけじゃなくて、
人生経験とか、体験を伴う、
絵が持つ力を信じて作られている作品だなぁ。
といつも感じているし。
アニメーターの生活向上をしようという意志も強く感じて、また、社会を変えようとしているくらいのエネルギーをいつも感じてきた。
アニメ背景の仕事に興味を抱いたのも、
ジブリ作品で美しい背景に魅入られたから。
トトロの主人公は、トトロとか言い出しかねない理解力なので、作品理解は、かなり怪しい。
そこを語る事は出来ないけれど。
ずっと、アーティストだと思ってきた。
けれど、友人や、世の中的には、
だから、SNSで、宮崎駿さんの作品をアートと表現した際、アート?(エンタメでしょ。)
という反応があり引っかかっていた。
を観た時、全く違和感無く観ていた。
だから、意味がわからないとか、意味がわからなかった。
(そもそも意味を考えて観ないってだけなので)
作り手は作り手でメッセージはあるのだろうが。
観客として、物語を生きて、現実に帰って来る体験が出来る作品で、作り手が、心の深い所まで(無意識の世界)にまで降りて、降りた世界で生きて、心理的な死を体験しながら、帰って来る意識の変遷が、アニメーション作品として、追体験出来る凄い作品だった。
あの夢物語みたいなものを作品にするのって、
それこそ、現実の命をかなり削る作業で、
うっかりすると製作中に死にかねない作品だな…と感じた。
完成して、監督もお元気で良かった。
きっと、しっかり現実に引き戻す役割の方々がいらっしゃるのだろうな。と思う。
(鈴木さんなのかな。無意識の世界から、生活とか、日常に引き戻してくれる人がいるのだと思う。)
何が言いたいって、
ね、やっぱりアートだったでしょ。
って、だけなんだけどw
私はあまりジブリをエンタメとして観ていなかったから、カリオストロとか、ラピュタの楽しいけれど何かが足りない感じは、エンタメだったからか。とやっとこさ知る。
結局、観たタイミングが感性が初々しい子どもだったのもあり、ナウシカが変わらず好き。
面白いのは、昔と好きなシーンが変わらず好きな事。
成長したら変わりそうなのにね。
成長してないのかなw
は、観客の観るタイミングによって、色々な表情を見せてくれる作品だろうから、違うタイミングでまた観たいと思う。