superaho’s diary

犬も食わない捻くれ+ひきこもり系ポンコツBBAの緩い駄文。

応天の門に夢中

LINE漫画で無料分まで読んでいる最中。

 

最初、平安時代の話だなぁ。くらいな感覚で読んでいたら、途中から(最初からチラホラ出てはいたのだけど)、菅原道真公の話と頭で情報が一致し、益々面白くなった。

 

実際の道真さんは、めちゃくちゃお盛んな方で、子どもが凄い人数いたらしいから、キャラクターもこんな堅物かつ、理屈に拘る感じじゃなかったんじゃないかなぁ、と思う所はあるけど。

 

世の中に見かける小賢しいタイプの方々で、優秀なんだけど、人生経験が足りなかったり、世の中の理不尽に閉口している人たちを思い出して、ああ、いらっしゃるな。こういう方々。と思いながら見て面白い。

(私は、どれも足りてないから、理不尽にも気が付かなかったりする)

 

頭脳としては、道真くんより劣っていたとしても、人生経験豊かな方々が、側で関わる事で、成長していく様が、興味深い。

 

どのように、祟り神になっていくのか。

どこまで描かれるのかも、楽しみ。

 

政権争いや、自分の立場の事ばかりで、世の中を見ない貴族連中を冷めた目で見ながら、自分自身も、下の階級の人から見たら同じように恵まれた場所にいて、恵まれた発想を出来る立場にいた。と、痛感していく様は小気味良い。

 

そんな中で、自分の為に使っていた立場や能力を、世の中の為に意図せずとも自ら、使う事になっていく描写が、多くの人の愛情に支えられているのが感じられ、人は自分だけで成長してきたなんて驕りようがないな。と改めて思い知らされる。

 

直接関わる人も、そうでない人も、あらゆる人が個々人の人生を懸命に生きてきたから、私もまた生きていられているのだな。と感じた。

 

同時に、千歳ヲチコチも無料が伸びたので読めて、同じ時代に、全く違う描かれ方で面白い。